2013年2月21日木曜日

インドネシア:バリ島、クタで縮む


空港に向かっている。
16:20の便でインドネシアのバリ島に飛ぶ。
バリのUbudに行く。

ブラジルにいた頃にドイツ人女性と付き合っていた。
彼女のお勧めの場所。
文化と自然が素晴らしいとか。
美しい人間生活がそこにあるとか。
その時からずっと行ってみたいと思ってた。


飛行機の中でHelenというイギリス人女性と仲良くなった。
よく笑う人だ。
ジャーナリストをしている。
3時間のフライトですっかり打ち解けた。
彼女もUbudに行くというのできっとまた会おうと連絡先を交換した。



夜8時、バリ島のデンパサール空港についた
噂には聞いていたが客引きがひどい。
空港を出てすぐにタクシードライバーが群がる。
近くの街まではタクシーしか交通手段がないので、どっちみち使うんだけど、えげつない値段を吹っかけてくるやつもいるので気をつけないと。
到着ロビーは客引きを振り払うだけで忙しいので、
出国ロビーに向かう。
客引きなんていない。
落ち着いてこの辺りで数人に聞いて相場を割り出す。
どうやら、500円〜1000円くらいならまあ妥当らしい。
客引きの巣の中に戻る。
さっそく、1500円と言ってくるやつがいたので、無視する。
他のドライバーと交渉して900円で決着。
(昼間のクタ。夜はおっかなくて写真を撮れなかった。。。)

クタというサーフィンの町につく。
町というより街。大きい。
観光地化がかなり進んでる。
さらに客引きが多い。
俺を見るとお金が服着て歩いてると言わんばかりに声がかかる。
今度はタクシーの他に土産物、ドラッグまで売りつけてくる。
誰も信用できない。
ついたのは金曜日の夜九時。
外国人はみんなパーティに行くために着飾っている。
メインストリートは音楽で溢れている。
マジックマッシュルームが合法で売られているようだ。
若者の雰囲気がマレーシアとは違う。
クスリのにおいがする。
怖い。
この時間に疲れた顔してうろうろしていると何があるか分からない。
目についたホテルに入る。
2500円。仕方がない。
やっぱり、普段の倍以上出すとこれだけ違うんだなぁ。
久しぶりにお湯のシャワーを浴びた。
ベッドもふかふかだ。
重い荷物を背負っていた疲れが一気にベッドに滑り落ちていく。
でも休んでいる暇はない。
明日はUbudに行くんだ。バス会社を探さなきゃ。
ホテルを出てメインストリートに向かう。
メインストリートに出ると音楽は更に激しくなった。
ここはもっと客引きが多い。
タクシーやおみやげに加えてドラッグを進めてくる。



インドネシアではドラッグの密輸入は死刑だ。
「そんな死刑なんて大袈裟な」と思うかもしれない。
でも数年前、中国にドラッグを密輸入した日本人数人に死刑が執行されている。
若い人はもしかすると旅先の好奇心で手を出してしまうことがあるかもしれない。
人体へのリスクだけを考えれば若気の至りですむかも知れないけど、ドラッグとかかわると、そういう自己責任ではすまないリスクを伴う。





30分くらい探しまわってようやくバス会社のオフィスを見つけた。
もう店はしまっていたけど時刻表を確認した。
安心した。明日Ubudに発てる。

そこにいたドイツ人のBenediktと仲良くなった。
サーフィンをしにきている。
男の俺が見てもはっとするような、美男子だ。
そしてハートがすごくきれい。
家族が円満であることが一目で分かる。
彼は29歳でソーシャル・エンジニアリングを学んでいる。トヨタやHONDAの生産方式に詳しい。「改善」ていう日本語は「Kaizen」として彼の学ぶ教科では浸透しているらしい。
止むことのない探究心をして、さらに良いものをつくろうとする意識は彼に大きな気づきをもたらしたそうだ。
本当にいろんなことを知っている人で、かつオープンな人で何でも話せた。
戦争の歴史について、世界について。
彼の英語は、ドイツ語のせきを我慢するようなアクセントがあるけど、
それでも大体のことは聞き取れた。

HelenBenedkt
今日一日、素敵な人たちと出会うことができた。
そして彼らとコミュニケートすることができた。
英語がわかるって嬉しい。

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