2013年2月10日日曜日

マレーシア:始めてのムスリム


まだ日が浅かったので戻ってチャイナタウンの辺りを散歩した。
国立公園に向かって歩いていると、不思議な建物をみた。
白と青紫を基調とした作りで網目状の外壁、青紫のプールがあって、空にまっすぐ伸びた棟が立っている。
これは何だろう?
解読できそうな文字を探す。
National Moskの文字を見つけた。国立のモスクだった。


中を見学できるというので、靴を脱いで、Non・ムスリム用の紫色のガウンを借りて羽織る。
階段を上がると、また青紫を基調とする空間が広がる。
中の構造は直線的ですっきりしている。
どれがなんなのか分からずウロウロした。
人々が向かう大広間の前でもじもじしていると、感じの良さそうなおじさんがこちらにきて「きっとあなたをお手伝いできるでしょう」と握手をしてきた。
とても丁寧に、熱心に、かつフラットな視線でイスラム教について教えてくれた。
(本当は彼に聞いたことをここに書きたいけれど、もう少し人に話を聞いて、調べてからにする。)
礼拝堂には数人の人が壁に向かってお祈りをしていた。
ムスリム以外は入れない。
中は何もない広い空間で、時間を見つけて人々がメッカの方角に祈りを捧げにくる。
穏やかな、安らかな、厳かな・・・どんな形容詞がいいだろう、ムスリムは西側の壁に向かって、ヒザをつき、額をつき、呼吸をする。
そう、
 
 素朴で平和的だ。

pm6:30 見学終了。
モスクを出てさっきのおじさんが言っていたことを思い出して書き留めた。
やはり、難しい英語で全ては聞き取れなかった。
でもこうして書いておいて、もっとたくさんの人に話を聞いて虫食いを埋めていけばいい。




pm7:00コーランを読む声がスピーカーを通して響き渡ってきた。
歌のようであり、語りのような旋律が、夕暮れの摩天楼によく馴染む。

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